オーガズムあとの体調不良に悩まれる男性のかたへ

はじめまして。この文章はオーガズムのあと体調不良に悩まれる男性のかたに向けて書いています。
このブログはこの記事のために開設したもので、公開後はアカウント情報を手元から削除して、追記など行わない予定です。
 
私は30代の一般男性です。医師ではありません。しかし職業柄、他分野の論文を読み書きすることがあり、学術に関して最低限の倫理は心得ているつもりです。
 
大変デリケートな話ではありますが、私は性行為によって引き起こされるオーガズム(いわゆるイキ)のあと、体調不良を経験していました。具体的には頭痛や体のだるさ、皮膚炎(酒さ)、コミュニケーション障害、といったものです。おそらくどの男性も一定程度は経験しているとおもわれますが、私の場合は日常生活に支障をきたしてしまうほどでした。
この記事は、私と同じ境遇にあった男性の体調不良を少しでも軽減できればという思いから、匿名にてアップロードさせていただきます。(後述いたしますが、私はNoFapの運動や養生訓に懐疑的です)。
 
手短に申し上げますと、私はオーガズムと射精を分け、後者のみを数日おきに行うことで体調不良ならびに性欲亢進を回避しています。
 
なぜ人は性行為をしてしまうのか、それは皆さんがご存知のとおり、性欲によるところが大きいです。体調不良を経験されている方が禁欲を決断されたとしても、たびたび行ってしまうのが性行為。私もそうでした。医学上はオーガズム後症候群(Post-organism illness syndrome: POIS) と大雑把に呼ばれている体調不良ですが、愕然とすることに、医学では殆ど研究が進んでいません。この記事にたどり着いた方はご存知かと思われますが、最新の論文を読んだところで「性行為が体調不良を引き起こすかどうか」という問いすら答えられてない、そもそも研究がしづらい症状なのです。お医者さんを責めるわけにはいきません。自分の生活を変えることによって体調を改善する必要があります。
 
私自身、青年期から今まで試行錯誤して、性欲を抑えようと試みましたが、失敗つづきでした。ですが、その過程で、男性はオーガズムと射精を分離することができると気づき、後者のみをおこなうようにしました。すると不思議なことに、射精をして10分ほどすれば、オーガズムを経たときのように性欲の低下を実感できたのです。オーガズムに至っていないので、体調不良はありませんでした。また性欲の低下は数日間持続し、また射精のみ行えば、体調不良を伴わずに、性欲を抑えられるようになりました。そうして続けること三年は経ちますが、いまでは、加減の具合が分からないで失敗することもなく、朝放尿するように精液を抜いて性欲を抑え、POISを克服しています。これは自慰に関してですが、パートナーとの行為の際はオーガズムに至らないように気をつけています。
 
以下にその手順を書きます(常に起きしなに行うようにしましょう):
1.朝起きる、ムラムラしていたら失敗するので止める。交感神経系を優位にしないように薄暗いところを選ぶ
2.ベットやソファーなどに横になって足を外に投げ出すようにする
3.足をピンと張って陰嚢部に刺激がいくようにする。腰を伸ばすように
4.自慰行為をおこなう
5.オーガズムに近づきそうだったら中止。精液が湧き上がってくるのを感じたら、手を離して、足を更に張ることによって精液を押し流す
6.事後処理、性欲は継続しているので、10分ほど別のことをする
7.性欲低下と満足感を確認する
 
はじめは何度か失敗されると思いますが、コツをつかめば上手くできるようになるでしょう。また一定量の精液が出せない日もあります。朝落ち着いているときのほうがいいです。あせらず気長に。
 
自分の場合、オーガズムはすでに苦痛であり快感ではなく、日常的に淡々とおこなう射精こそが満足感を与えてくれてます。以上が私なりの対処方法です。反論や批判は歓迎です、どうか皆様が健やかにお過ごしいただけますよう祈っています。
 
NoFapや養生訓は、オーガズムと射精を同一視し、液をもらすことが直接的に体力の消耗につながるという考えに至っています。私のいままでの経験からいって、射精自体は体力と関係していない気がします。(もちろん、私の場合はです。自分に合った方法を探しましょう)。
 
禁欲は英語でascesis、深く遡ればギリシャ語のἀσκέωに端を発します。これは「加工する、形作る」という意味です。迷信を避け、望む自分を作り上げましょう。